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貸し工場完成雇用創出 山形・大蔵村建設 総菜業者、来月から操業

大蔵村が建設した農産物加工施設

 山形県大蔵村が地元の農業振興と雇用創出を目指して同村合海に建設を進めていた農産物加工施設が完成し、28日、関係者に公開された。総菜製造の三和食品(山形県最上町)が借り受け、4月16日に試験操業を始め、5月から本格稼働する。

 施設は、村が購入した民有地約3000平方メートルを造成し、昨年9月に着工。鉄骨平屋の加工場と倉庫を整備し、延べ床面積は2棟合わせて約960平方メートル。総事業費は3億9800万円。地方交付税で7割を手当てする過疎対策事業債を活用した。
 三和食品は加工場を同社の大蔵工場として使い、山菜や野菜の加工品、しそ巻きなどを製造。村特産のトマトを使ったケチャップなども手掛ける。20年契約で使用料は年額50万円。今後、25人の新規雇用を予定しているという。
 加藤正美村長は「加工場の建設は、雇用の場の確保と農家所得の向上などにつながる。今後、製品を大蔵ブランドとして流通させたい」とあいさつ。奥山茂智社長は「大蔵村は野菜や山菜に恵まれている。地元と協力して新しい商品を開発したい」と述べた。
 三和食品は1986年に創業。宮城県利府町に仙台工場があり、登米市で農業生産法人「ベジファクトリー」を運営している。
 本年度の食品産業優良企業等表彰の食品産業部門で、農家との契約栽培による原料調達、雇用促進が評価され、最高賞の農林水産大臣賞を受賞した。


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2018年03月29日木曜日


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