宮城のニュース

<女川原発>2号機再稼働先延ばし 東北電、安全対策完了見通せず

女川原発2号機

 東日本大震災以降、運転を停止している東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の再稼働に必要な安全対策工事の完了時期について、東北電の原田宏哉社長は29日の定例記者会見で「(目標だった)2018年度後半から、さらに一定の時間を要する」と述べ、延期する方針を示した。「工事完了後、準備が整い次第」と表明していた再稼働時期も先延ばしとなる。
 原田社長は、20日にあった原子力規制委員会の新規制基準適合性審査で、東北電が論点説明を終える時期を5月末から7月末に延期したことを説明。「工事は審査の知見を適宜反映させながら進めており、時間を要することになった」と話した。
 新たな工事完了の時期については「示せる状況にない」と繰り返し、「完了次第、できるだけ早い再稼働を目指す。審査も効率的に進める」と語った。
 規制委による女川2号機の審査会合は111回に上った。地震・津波分野が大詰めを迎える一方、設備分野では規制委が防潮堤の構造を疑問視し、東北電は2月に地盤改良工事を追加すると表明。重大事故時の対応拠点「緊急時対策所」が入る重要棟の工事なども残る。
 当初は16年3月の予定だった安全対策工事完了時期を巡っては、東北電は15年6月に17年4月、17年2月には18年度後半に延期。今回が3回目の変更となる。


関連ページ: 宮城 社会

2018年03月30日金曜日


先頭に戻る