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女川災害住宅の整備完了、最後の28戸引き渡し 仮設から新居へ「最高だなぁ」

新居を見て回る佐藤さん夫妻

 東日本大震災で被災した宮城県女川町で29日、一戸建ての災害公営住宅「宮ケ崎住宅」の3期分28戸の入居式が行われた。同住宅の完成で、町内の災害公営住宅全859戸の整備が完了した。
 山を切り開いて造成した宮ケ崎住宅は標高約65メートルの高台に位置し、女川湾を望む。3期に分けて、2〜4DKの5タイプ計70戸を整備した。
 地区集会所であった入居式で、須田善明町長は「ようやく一つの区切りを迎えることができた。地域の再生に一番大切なのはこれからだ」とあいさつ。入居者らに鍵を手渡した。
 地区内の仮設住宅から移り住む佐藤長五郎さん(86)、米子さん(85)夫妻は早速、新居の押し入れや風呂などを見て回り、長五郎さんは「最高だなぁ」と喜んだ。
 震災前、同地区にあった自宅は津波で被災した。米子さんは「仮設は山の中にあって海が見えなかったが、新しい家は海が見えて気持ちがいい。孫たちも呼びたい」と笑顔を見せた。
 同町では、2014年3月に集合型の災害公営住宅「運動公園住宅」が完成したのを皮切りに、計28地区で整備が進められてきた。総工費は計約235億9500万円。


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2018年03月30日金曜日


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