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築80年の木造倉庫、地域の縁側に 仙台の納豆製造所、フリースペースとして貸し出し

豆腐作り体験会の様子を見守る三浦さん(右から2人目)。室内は天井板がなく、杉材の屋根裏や梁がのぞく
一般への貸し出しが始まったフリースペース「となりのえんがわ」=仙台市宮城野区

 仙台市宮城野区銀杏町の宮城野納豆製造所が、約80年前に建てた木造倉庫を改築し、フリースペースとして地元住民に貸し出しを始めた。障害のある子どもたちの集まりや市民グループの打ち合わせに利用されるなど、地域に新たなにぎわいをもたらしている。

 フリースペースの名称は「となりのえんがわ」。製造所3代目店主の三浦晴美さん(61)が、隣の家の縁側で子どもたちが遊んでいた一昔前を懐かしんで名付けた。
 木造平屋で延べ床面積98平方メートルの倉庫は1940年ごろに建てられ、長年資材置き場として使われていた。天井板がなく、床から屋根裏までが最大6.5メートルもある開放的な雰囲気が特徴。改修工事は昨年6〜12月に実施した。
 古い杉材の梁(はり)を残しながら補強を加え、新たに外壁と内装に杉板をふんだんに張り巡らせて、木のぬくもりが感じられる空間とした。全面バリアフリーで、19平方メートルのキッチンと、車椅子でも利用できるトイレ、授乳室を設け、約40席分のテーブルと椅子、ピアノ、ベビーベッドも備えた。
 完成後、三浦さんの知り合いの市民グループが利用を開始。25日には一般開放のお披露目会に合わせ、宮城野区の市民団体「宮城野子ども食堂」が、区内の小学生と親計40人を対象に豆腐作り体験会を企画した。
 イベントを見守った三浦さんは「たくさんの子どもたちが楽しそうに使ってくれた。地域の人に気軽に活用してもらえたらうれしい」と目を細めた。
 利用料は、キッチンを使わない場合は1時間500円から。連絡先は宮城野納豆製造所022(256)7223。


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2018年03月30日金曜日


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