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村外仮設校舎に別れ 飯舘中、来月村で授業再開

仮設校舎の閉校式後、メッセージを書いた風船を空に放つ飯舘中の生徒たち=福島市

 福島県飯舘村飯舘中は29日、東京電力福島第1原発事故後の避難に伴い利用してきた福島市内の仮設校舎の閉校式を行った。4月から村内で授業を再開する。
 仮設体育館であった式には、在校生や卒業生ら約160人が出席。和田節子校長は「ここで学んだことを胸に前進していく」と述べた。生徒代表の3年細杉くるみさん(15)は「私たちの母校はこの仮設校舎。感謝の気持ちを受け継いでいきたい」と語った。
 式では原発事故後の7年間をスライドで振り返ったり、異動した教諭らが思い出を語ったりした。卒業生で高校1年の庄司優花さん(16)は取材に「寂しい。狭くて使いづらい面もあったけど、体育館でバレー部の練習をしたのが思い出」と懐かしんだ。
 飯舘中は原発事故後、隣の川俣町にある川俣高の一部を借りた後、2012年8月に仮設校舎に移った。仮設校舎は今後、敷地などを所有する民間事業者が解体せずに活用する方向。
 4月からは改修を終えた従来の校舎で授業を再開する。村内の小学校3校も一緒に入り、敷地内には認定こども園が併設される。小学校と既存の幼稚園も同日、それぞれの避難先の川俣町と福島市で仮設施設の閉校・閉園式を実施した。


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2018年03月30日金曜日


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