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福島・富岡の「おだがいさまFM」道半ば惜しまれ閉局 被災3県の災害局は全て終了

生放送の最後の番組で思い出を語るパーソナリティーら=郡山市

 福島県富岡町の臨時災害放送局「おだがいさまFM」(郡山市)が30日、閉局した。東京電力福島第1原発事故に伴う避難者らに古里の情報を伝え続けた。最終日は生放送が計4時間を超え、パーソナリティーらが放送開始からの6年間を振り返った。
 最後の番組「おだがいさまラジオランド」は午後5時半〜7時半、郡山市のスタジオから生放送された。「今日が最後ですが、特別番組は特にありません」と始まり、駆け付けたリスナーが見守った。
 多くの関係者が閉局を惜しんだ。町社会福祉協議会職員の吉田恵子さんは開局に奔走し、パーソナリティーも務めた。
 「全国に避難して孤立感を抱いていた住民同士をラジオを通してつなげた」と吉田さん。閉局については「拠点を富岡に移して町の今を発信したかった」と残念そうに話した。
 おだがいさまFMは2012年3月11日、町の仮役場があった郡山市を拠点に開局。生活情報などを発信してきた。
 町内の避難指示は昨年4月1日、帰還困難区域を除き解除された。町は一定の役割を終えたと判断し、閉局を決定。今後は月1回、民放ラジオ局の番組で町民向けなどの情報を流す。
 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県では計24市町が災害FMを開局。陸前高田市が今月16日、南相馬市が25日で放送を終えており、全てが閉局となった。


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2018年03月31日土曜日


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