宮城のニュース

<気仙沼図書館>知と憩いの場一新 現地再建、カフェも併設

「ユドヨノ友好こども館」で児童書を読む子どもたち

 東日本大震災で被災し、宮城県気仙沼市が同市笹が陣に現地再建した気仙沼図書館が31日、開館した。カフェも備える新たな憩いの場は、オープンを待ちわびた住民で初日からにぎわった。
 新図書館は鉄筋2階、延べ床面積約3200平方メートルで旧図書館の約1.5倍の広さ。蔵書は23万冊と3万冊多い。古町児童館を移転した気仙沼児童センターを併設する。
 海や空をイメージした青いタイル張りの外観で、1階のフリースペースには市内のカフェが出店。玄関脇には、震災後に市への支援を続けるコピーライター糸井重里氏が寄せたメッセージの銘板を飾った。
 総事業費は約20億円。国の災害復旧事業で再建し、インドネシア政府の寄付金1億6000万円も活用した。11年6月に市を訪れたユドヨノ前大統領への謝意を示し、児童図書エリアを「ユドヨノ友好こども館」と名付けた。
 気仙沼中2年の田村陽菜さん(14)は「明るい雰囲気で気に入った。学校から近いので勉強に通いたい」と笑顔で話した。
 1969年に建てられた旧図書館は、震災の影響で1階の一部と2階全体が使えなくなった。


2018年04月01日日曜日


先頭に戻る