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<ベガルタ>5戦無敗も攻撃停滞

仙台−長崎 前半31分、ゴール前のこぼれ球を決める仙台・西村(右)。GKは徳重(左)(小林一成撮影)

 開幕から5戦連続負けなしも内容は乏しかった。初昇格の相手にシュートは半分の6本だけ。もっと貫禄があってもいい。「よく勝てたな」。渡辺監督も苦笑いするしかなかった。
 仙台は長崎の布陣を同じ「3−4−3」と想定し、3トップの選手や配置を替えて臨んだ。しかし、策士で知られる長崎の高木監督が採用したのは2トップ。変化に対応し切れず、逆に押し込まれた。
 相手に激しく体をぶつけられ、中盤でパスミス。効果的に前進できない。3トップ中央で先発した阿部は「全体でパスコースをつくれず停滞した」と言う。FWにボールが渡っても攻めに厚みがなく、ボールを保持して試合の主導権を握る持ち味が消された。
 それでも、少ない好機を確実にものにした。前半31分の決勝点の場面。ゴール前には西村1人に対し、DFは3人。古林の右クロスは西村を通り過ぎたが、DF2人が重なり、西村の前にボールがこぼれた。幸運を逃さなかった。
 西村は今季リーグ戦初先発で初ゴール。「個人として結果を残せたのは意味がある」と語った上で、「前線の選手がダイナミックに動かないと崩すのは難しい」と課題を口にする。
 次節からは浦和、名古屋、川崎と難敵が続く。過密日程15連戦の初戦に劣勢を勝ちに変えた事実は大きかった。(佐藤夏樹)


2018年04月01日日曜日


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