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日銀仙台支店短観 東北ほぼ横ばい、製造業好況続く

 日銀仙台支店が2日発表した東北の3月の短観によると、業況判断指数のDIは全産業で9となり、前回の昨年12月調査から1ポイント下落した。全産業の下落は2016年6月調査以来、7期ぶり。製造業の好況が続き、非製造業がやや悪化した。東北の景況感は13年6月調査以降、増減を繰り返しながらプラスを維持している。
 製造業は3ポイント上昇の13で3期連続で改善した。都市部のオフィス需要拡大を受け木材・木製品は43ポイント上昇の43、輸出の好調で機械は15ポイント上昇の27。紙・パルプは原材料価格の上昇が落ち着き、販売価格の引き上げが進んだため25ポイント上昇のマイナス25となった。
 スマートフォンや車載機器の需要が落ち着き電気機械は5ポイント下落の14、食料品は天候不順や野菜価格高騰が影響し2ポイント下落のマイナス13。金属製品は8ポイント下落の42だった。
 非製造業は3ポイント低下の8で下落は2期連続。発達した低気圧の影響で小売りは6ポイント下落のマイナス4、宿泊・飲食サービスは9ポイント下落のゼロだった。運輸・郵便は燃料価格の高騰が響き8ポイント下落の3。建設は大雨や除雪対応で高水準を維持し1ポイント下落の22となった。
 規模別では、大企業の製造業が8ポイント下落の5、非製造業は4ポイント上昇のゼロ。中堅・中小企業の製造業は4ポイント上昇の14、非製造業は4ポイント下落の8だった。
 3カ月後の先行きDIは全産業が3ポイント低下の6。製造業は今回と同じ13、非製造業は7ポイント下落の1を見込む。県別DIは表の通り。製造業の伸びが影響した岩手でやや上昇、秋田ではやや悪化した。
 副島豊支店長は「ゆるやかな景気回復の裾野は中小企業に広がっており、同じような傾向が続くのではないか」と話した。


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2018年04月03日火曜日


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