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<ベガルタ>ユアスタ魅力アップで観客数もアップを!イベントやチケット新企画続々

平瀬さん(右)の指導を受け、ピッチで腹筋などの運動に取り組む参加者。スタジアムの魅力を高め、集客増を目指す

 サッカーJ1仙台が集客アップに本腰を入れている。ホームのユアテックスタジアム仙台(仙台市泉区)での各種イベントの開催や割安なチケット販売など、新たな試みを企画。ファン層を拡大させ、集客動員の伸び悩みに歯止めを掛けたい考えだ。
 3月31日のホーム長崎戦の試合開始前。人けの少ないピッチで子どもを含む男性13人が体を動かした。クラブが初めて企画した「男の運動教室」。元日本代表で仙台のクラブコーディネーター平瀬智行さん(40)の指導を受け、腹筋やスクワットなどで心地よく汗を流した。
 参加者らは、普段は立つ機会がないピッチの芝の上で運動を楽しんだ様子。クラブの担当者は「スポーツをより楽しむ機会を提供し、集客にもつなげたかった。好評なら続けていきたい」と話した。
 この他にも、今季はクラブが新たな企画を次々と打ち出している。チケット販売では、割安な2、4、6人用やオリジナルのタオルマフラー付きなどを通年で取り扱う。
 スタジアム内で飲食を販売する15店舗を「ベガフーズ」の名称で統一ブランド化し、共同でイベントを実施。長崎戦ではビール2杯とおつまみのセットを1000円で販売する「1000ベロ(せんべろ)」を行い、好評を得た。
 クラブの庄子勝裕広報課長は「スタジアムに足を運んでもらえるよう魅力を創出することで新規ファンを拡大させ、満員になった観客の応援をチームが力にして白星を重ねる好循環につなげたい」と意欲を見せる。
 背景には観客動員の伸び悩みがある。クラブが毎年発表する決算見通しによると、近年の1試合の平均入場者数(グラフ)はJ1復帰を果たした2010年の1万5409人をピークに、昨年は1万2596人まで減った。西川善久社長は「これ以上入場料収入を落とすわけにいかない」と危機感を表す。
 今後も新企画の実施のほか、長期的には女子サッカーの普及など地域貢献活動を通じてクラブの認知度を高める方針。西川社長は「リーグ戦で1試合平均最低1万5000人の観客を確保し、(現在6億円台の)入場料収入を7億円台に乗せたい」と目標を示す。


2018年04月03日火曜日


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