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<楽天>渡辺直 8季ぶりに楽天のユニホームで本拠地へ

3月30日のロッテとの開幕戦で、犠打を決める渡辺直。捕手田村

 東北楽天の渡辺直人内野手が3日からの日本ハム3連戦で、8季ぶりにクリムゾンレッドのユニホームを着て本拠地・楽天生命パーク宮城の芝を踏む。「東北を離れた後も見守ってくださったファンの方々の前に再び戻れる。本当にうれしいし、楽しみ」とプレーする瞬間を心待ちにしている。
 2007年から4季、主に1番遊撃として活躍し、「杜の牛若丸」と呼ばれた。10年オフ、横浜(現DeNA)にトレード移籍し、西武を経て復帰。37歳になった今、内野全てをこなせる守備力と持ち前の巧打で信頼を勝ち得てきた。
 いぶし銀の存在感が際立つ。今季初出場は3月30日、ロッテとの開幕戦(ZOZOマリンスタジアム)。2−2の延長十一回、どうしても得点圏に走者を進めたい無死一塁の場面で、島井の代打で出場した。
 ベンチの指示はバント。「確実に犠打を決め、得点機にしてほしい場面。経験のある直人が失敗したなら仕方ないと思える」。こう信頼して、平石ヘッドコーチは決めて当然という重圧がかかる役目を託した。
 初球、外角低めの速球にバットを当てた。一塁方向へ跳ねた打球を捕手田村(青森・光星学院高出)がすかさず処理して、二塁送球。「2−6−4」の併殺かと思われた瞬間、一塁塁審が「ファウル」と告げた。渡辺直は冷や汗をにじませながらも仕切り直した。2球目低めへ落ちていく変化球を巧みに捕手前へ転がし、一走藤田を二塁へ進め、「本当に緊張した」とほっとした表情でベンチに戻った。
 若手の頃のようにがむしゃらに奮闘することは年齢的に厳しいが、経験を重ねたベテランらしく勝負の勘どころを押さえたプレーに自信を持つ。「今できる全力の姿を見せたい」と願う。そして「求められた役割をこなしていきたい」とプロ12年目という経験を生かし、育ててもらったチームに恩返ししたいと考える。(金野正之)


2018年04月03日火曜日


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