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<楽天>岸8回無失点、星野元監督に意地見せた 「最後に勝てればいい」気持ち切り替え

8回無失点と好投した東北楽天先発の岸(伊深剛撮影)

 東北楽天に導いてくれた星野元監督に意地は見せた。本拠地開幕戦の先発を任された岸は勝ち星こそつかめなかったが、8回3安打無失点。「星野さんの背番号77を背負うので、恥ずかしくないピッチングをしたい」。試合前日に意気込んだ通り圧巻の投球を見せた。
 「オープン戦で良かったようにすんなり入れた」。立ち上がりから直球、変化球いずれも切れが抜群だった。6回無安打無四球と完璧だった3月25日の巨人戦のように、四回まで一人の走者も出さなかった。五回に初安打を許したが、低めに鋭く落ちるチェンジアップを有効に使い、冷静にアウトを積み重ねた。
 見せ場は八回1死二塁の場面。代打矢野を見逃し三振に仕留め、巧打者の1番西川には敬遠の選択肢もあったが、勝負を選択。チェンジアップで空振りを奪うと、2球目の141キロの直球で二ゴロに仕留めた。緩急をつけた巧みな投球に梨田監督は「素晴らしい。プレッシャーのかかる試合だったが、責任を十分に果たしてくれた」と賛辞を惜しまなかった。
 降板後はベンチで勝利を願ったが、打線の援護がないまま、九回に守護神松井が打たれ敗戦を見届けた。岸は「とにかく勝ちたかった」と振り返りつつ「でも最後に勝てればいい」と5年ぶりの日本一に向けて気持ちを切り替えた。(狭間優作)


2018年04月04日水曜日


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