福島のニュース

<柳美里さん>自宅改装した書店9日開店 厳選5000冊搬入、佐伯一麦さんら作家24人が選んだ本も

搬入された書籍を分類する柳さん

 福島県南相馬市小高区中心部に移住した芥川賞作家の柳美里さんが自宅を改装して準備を進めていた書店「フルハウス」が9日、オープンする。3日には書籍の搬入を開始。小高区は東京電力福島第1原発事故で多くの住民が避難を続けるが、店主となる柳さんは「繰り返して来店してもらい、書店名のように満員にしたい」と意気込む。
 JR常磐線小高駅に近い自宅の一部約35平方メートルを改装した。3日は、柳さんが選んだ小説や児童書など約1800タイトル計5000冊が、取次店を通して運び込まれた。
 「図書館や書店巡り、インターネットで本ばかり見て、1週間をかけてセレクトした」と柳さん。佐伯一麦さんや俵万智さんら作家24人が自ら20冊ずつを選んだコーナーも設ける。
 開店は9日午後1時。相馬中村藩現当主の相馬行胤(みちたね)さんらを招き、クロストークなどのイベントを展開する。営業は火−土曜の午後。土曜にはゲストを招いた朗読や住民との輪読会を開く。夏ごろにはカフェを併設する予定だ。
 柳さんは2015年、東日本大震災と原発事故の被災地支援のため、鎌倉市から南相馬市原町区に移住。昨年7月に小高区に移り、住民や高校生らの居場所づくりとして書店経営を思い立った。


関連ページ: 福島 社会

2018年04月04日水曜日


先頭に戻る