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<石巻市>飲酒運転、税金過大徴収…止まらぬ不祥事、ミス 復興事業で疲れ蓄積?再発防止へ対策急務

 東日本大震災の復旧・復興事業に追われる宮城県石巻市で不祥事が相次いでいる。職員の暴行や税金の過大徴収、震災命日に鳴らすサイレンのミス、公用車の車検切れなど内容は多岐にわたる。止まらぬ負の連鎖に、亀山紘市長は「業務をマニュアル化してミスのないようにしたい」と再発防止を期す。
 過去10年の懲戒処分件数の推移と最近の主な不祥事はグラフと表の通り。懲戒処分が最も多かった2015年度は職員らの飲酒運転が3件あったほか、3月11日の震災発生時刻に合わせて流すサイレンが鳴らず、担当者ら5人が戒告処分を受けた。
 市は同年、3件目の飲酒運転を受けて「非常事態」を宣言。職員に飲み会の自粛や飲酒運転をしない宣誓書の提出などを求めたものの、17年2月にも男性副参事が酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕された。
 3月11日のサイレンは再発防止策を講じたにもかかわらず、今年も発生時刻の午後2時46分から56秒遅れ、黙とうする市民の混乱を招いた。
 夜間急患センターの診療報酬の請求漏れや、被災家屋の固定資産税と都市計画税の過大徴収など事務処理のミスも目立つ。市役所内からは「復興事業で組織が大きくなり、管理職が職員をしっかり管理できていない」との声も上がる。
 不祥事続発で、亀山市長は給料を15年から4度にわたって10%減額(計1年5カ月分)する異常事態となっている。亀山市長は「復興事業の疲れが蓄積している面もあると思うが、組織としてミスのない行政にしていかなければならない」と気を引き締める。


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2018年04月05日木曜日


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