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医療用麻薬を自宅に持ち帰る 容疑の元薬局長ら書類送検

 公益財団法人「宮城厚生協会」(多賀城市)が運営する古川民主病院(大崎市)と長町病院(仙台市太白区)の元薬局長の男性(58)=大崎市=が、医療用麻薬を自宅に持ち帰ったとして、東北厚生局麻薬取締部は4日までに、麻薬取締法違反の疑いで男性ら職員3人と協会を書類送検した。
 書類送検された他の職員は、古川民主病院で男性の後任で薬局長を務めた2人。男性の送検容疑は長町病院の薬局長だった2017年8月、がん患者らに処方する麻薬性鎮痛薬の座剤「アンペック10ミリ」4個と同剤のかけら5個(計約2.2グラム)、錠剤「オキシコンチン20ミリ」4個を自宅で所持していた疑い。
 同部によると、男性は古川民主病院の薬局長だった07年から、紛失時に備えて余った麻薬を薬局内の金庫に入れず、自分の机に隠していた。13年8月に長町病院に転勤後も同様の行為を続けたが、発覚を恐れて16年12月、自宅に持ち帰った。
 17年8月に内部告発があり、病院の調査に対し事実を認めた。後任の薬局長2人は男性の不正行為を黙認していた。男性は同年12月に懲戒解雇された。
 取材に対し、協会の湯田正孝常務理事は「病院を信頼して利用している方々に申し訳ない」と謝罪した。協会は運営する4病院について、半年ごとに管理責任者が保管状況を相互チェックするなどの対策を講じる。


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2018年04月05日木曜日


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