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<宮沢賢治>イーハトーブの音楽世界探訪 詩集「春と修羅」のクラシックCD発売

「春と修羅」に登場するクラシック曲を集めCDを作った佐々木さん

 岩手県花巻市出身の詩人で童話作家の宮沢賢治(1896〜1933年)が、作品中に取り入れたクラシック曲を復刻録音したCD「心象スケッチ『春と修羅』〜宮沢賢治が聴いたクラシック〜」が発売された。
 企画・構成したのは、仙台市青葉区のジャズカフェバー「ジャズミーブルース・ノラ」店主の佐々木孝夫さん(69)。
 詩集「春と修羅」に登場する約20曲のうち、小品を中心に15曲をCDに収録した。音源は賢治が生きた時代に録音されたSPレコード。文献を参考にし、詩の抜粋と解説も付けた。
 メンデルスゾーン「作品14 ロンド・カプリチョーソ」(1912年録音)は「小岩井農場」パート三に記述がある。ベートーベン「エグモント序曲」(16年録音)は、妹とし子をしのぶ詩「風林」に「Egmont Overture」と表記されている。
 曲が賢治作品の中でどう意味付けされているのかを理解するのは難しく、佐々木さんは「『春と修羅』を読みながらCDを聴いて思いを巡らせてほしい」と話す。CDは2592円。
 佐々木さんは8日午後2〜4時、同店でSPレコードを聴くイベント「賢治が出会った音楽」を開く。オペレッタ「ポランの広場」と「春と修羅」に登場する曲を蓄音機で再現する。
 入場料は1ドリンク付きで1500円。定員20人。連絡先はジャズミーブルース・ノラ022(398)6088。


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2018年04月05日木曜日


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