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「切られる日が一日でも延びて」仙台・銀杏町の桜今年も 市道拡幅で伐採予定

更地に花を咲かせた桜=仙台市宮城野区銀杏町

 仙台市道拡幅のため更地になった場所に1本だけ立つソメイヨシノが、今年も住民に春の到来を告げた。
 更地は元々、宮城野区銀杏町の佐藤和子さん(86)方の庭。1年半前に87歳で亡くなった夫の直度(なおのり)さんと1963年、長女の幼稚園入園を記念して植えたのがこの桜だった。
 毎年、庭を手入れして開放してきた。夜はライトアップし、見事な枝ぶりで観桜客を楽しませた。
 ところが市道拡幅に伴って、桜のある区画は昨年11月に市に移管された。拡幅計画では、桜は車道の真ん中。2024年3月完成予定の市道工事が始まれば伐採は免れないが、その時期はまだ決まっていない。
 市北道路建設課の今野俊徳課長は「関係団体との協議や設計、用地取得にかなりの時間がかかる」と話す。
 3月30日に開花した桜は見頃を迎えた。佐藤さんは「今年も頑張って咲いてくれた。切られる日が一日でも延びてほしい」と願う。


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2018年04月05日木曜日


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