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にぎわう栗原へ3拠点 「中核地域」市が議論 年度内に基本構想

中核機能地域の在り方について意見を出し合った市民検討会議

 宮城県栗原市は市のにぎわい創出に向け、市民の交流や暮らしの拠点となる中心市街地「中核機能地域」の概要をまとめた。JR東北新幹線くりこま高原駅(栗原市志波姫)から市栗原中央病院(同市築館)周辺のエリアに「生活創造」「商業観光」「移住・交流」の三つの拠点ゾーンを設け、市内外の求心力を高める。市民や学識者でつくる検討委員会で議論を重ね、2018年度内に基本構想を策定する。

 中核地域のイメージは図の通り。くりこま高原駅や病院、警察署など生活に関わる公共施設が集中し、市は広大な市域の「核」と位置付ける。国道4号築館バイパス、みやぎ県北高速幹線道路(県北高速)、東北道などの基幹道路が通るなど利便性もある。
 中央病院や商業施設が集積する一帯を生活創造拠点に指定。「子どもの遊び場がない」「幅広い世代が行ける憩いの場が欲しい」といった市民の要望を踏まえ、緑地や公園を整備する。
 築館バイパスと県北高速の結節点がある地域を商業観光拠点とし、飲食や物販機能を強化。くりこま高原駅周辺の移住・交流拠点では定住や交流人口増加に向けた情報発信などを担う。
 市は18年度中に交通計画や各事業のスケジュールを検討委員会で議論。土地利用の方向性を明確にすることで、民間による開発や企業進出を促す。
 3月30日に市役所であった初の検討会議では、委員から「大崎、一関など近隣他市にない独自性を打ち出すべきだ」「栗原は面積が広大。周縁部の人が利用しやすい仕組みを」などの意見が出された。
 佐藤義郎企画部長は「これまでは旧町村単位の地域づくりを大事にしてきたが、人口減に歯止めがかからない現実がある。市の『へそ』を設けて人の流れを生み出し、市全体の活性化につなげたい」と話した。


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2018年04月06日金曜日


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