宮城のニュース

「わたり温泉鳥の海」宿泊7年ぶり再開 9日改装オープン

湯船が増えた露天風呂。太平洋を一望できる

 東日本大震災で被災した亘理町荒浜の「わたり温泉 鳥の海」が9日にリニューアルオープンし、7年ぶりに宿泊を再開する。施設を所有する町と、運営を委託されたホテル佐勘による大規模改修が完了した。佐勘は仙台市や松島町で旅館を展開しており、民間のサービスによる交流人口拡大が期待される。

 5日、改装された浴場や客室などが関係者に公開された。大浴場と露天風呂の湯船が増え、1階には既存のレストランと別に「フードコート」が設置された。
 客室は以前と同じ12室で、宿泊料金は1人1万円から。スポーツ合宿など団体客の宿泊場所に宴会場を活用する計画もある。日帰り入浴料金は中学生以上の町民は500円。町外だと700円だが、町民と一緒だと500円で利用できる。
 改修費は1億5800万円で県の交流人口拡大のための補助金を活用した。
 施設は2008年に町営施設として開業。年間20万人以上が利用したが、震災の津波で鉄筋5階の1階部分が損壊した。
 14年に日帰り入浴に限って運営を再開したものの経営環境が悪化し、町は17年度に佐勘を指定管理者とした。佐勘が町に施設利用料を支払う契約で、佐勘側も施設に投資をしていることなどから17、18年度は免除されている。
 佐勘の佐藤勘三郎社長は「仙南地域は観光のポテンシャルが高い。仙台圏との結び付きも考えながらお手伝いをしていきたい」と話している。
 連絡先は0223(35)2744。


2018年04月06日金曜日


先頭に戻る