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春の恵み輝く 寒ブナ漁が最盛期 登米・長沼

最盛期を迎えた寒ブナ漁

 宮城県登米市の長沼で春の風物詩、寒ブナ漁が最盛期を迎えている。
 長沼漁業協同組合の組合長阿部正一さん(71)が5日早朝、船を出し、仕掛けてある刺し網を引くと、水面に水しぶきが上がった。朝の日差しに銀鱗(ぎんりん)が輝く。網をたぐり寄せると、腹の辺りがパンパンに膨らんだ体長40センチほどのヘラブナが姿を現した。
 寒ブナ漁は50年ほど前までは内陸部の貴重なタンパク源として盛んに行われたが、現在は組合員130人のうち約10人がほそぼそと行う。産卵期前の寒ブナは、臭みが少なくて脂の乗りが良く、刺し身やから揚げ、みそ煮などにして食べる。
 阿部さんは「近年は長沼の水質が改善し、寒ブナの型が良く、数多く揚がるようになった。懐かしい味だと遠方から買いに来るお客さんもいる」と語る。漁は4月末ごろまで続く。


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2018年04月06日金曜日


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