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<由利本荘車落下>「想定外」原因究明難航か 車大破、解析困難に

 由利本荘市芦川の日本海沿岸東北自動車道で男女3人が死亡した4日の事故は、走行中の車が急傾斜ののり面を乗り越えて道路外に転落するという前例のないものだった。関係者は戸惑いを隠せず、原因究明の難航を懸念する声も上がっている。
 秋田県警などによると、事故車両はバランスを失い、対向車線にはみ出した勢いで対向車線側ののり面を斜め上方に向かって滑走。そのままのり面を越えて約45メートル下の林に転落したとみられる。
 秋田河川国道事務所によると、のり面の傾斜角は40度。緩い傾斜ではない。通常、法定速度内ならのり面に衝突して車両が停止するという。
 担当者は「のり面を越えて転落した事故は経験がない。相当なスピードが出ていたのだろう」との見方を示す。
 捜査関係者は現場に残されたタイヤ痕や監視カメラの映像などから事故原因の解明を急ぐが、「想定外の事故だった」と吐露する。乗用車が斜面の木々をなぎ倒しながら転落して大破したことで「車体の接触箇所や速度などの解析が難航する可能性がある」と言う。
 タイヤ痕は法定速度内でも残ることはあるといい、「事実関係を積み上げて運転速度などの事故要因を探るしかない」と話す。
 この事故では秋田市土崎港東4丁目、介護士小野歩さん(20)、同市将軍野桂町、パート従業員吉田梨音さん(20)の男性2人と、由利本荘市川口、無職池部梨理香さん(17)の3人が亡くなった。


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2018年04月06日金曜日


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