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歓声帰還の弾みに 認定こども園開園 福島・浪江

父母と手を携えて入園した子どもたち(写真は一部加工しています)

 福島県浪江町が新たに整備した認定こども園が5日、町中心部近くに開園し、園児たちの歓声が響いた。東京電力福島第1原発事故に伴う町内の避難指示が一部で解除されて1年。関係者は「住民の帰還に弾みがつく」と期待する。
 開園したのは幼保連携型の「浪江にじいろこども園」。3〜5歳の13人が入園した。開園・入園式で今野由佳園長が「元気いっぱい遊びましょう」と呼び掛けると、園児から「大きくなって学校に行きたい」と声が上がった。
 出席した馬場有町長は「園児の歓声は何よりの栄養源。(原発事故による)明けない夜が明け、明るくなってきた。復旧復興に弾みをつけたい」と取材に答えた。
 こども園は木材をふんだんに用いた平屋で床面積約490平方メートル。園舎内外の放射線量を毎日測定しており、現在、園舎内は毎時0.05マイクロシーベルト程度で推移する。給食は放射性物質濃度が1キログラム当たり20ベクレル以上の食材は使用を控え、国の基準(100ベクレル)より厳格に対応する。
 町内に移り住み、子ども3人を預ける植杉真稀さん(24)は「線量が心配だが、開園を楽しみに待っていた。まだ人数は少なくても友達ができる」と話した。


2018年04月06日金曜日


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