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<入試のツボ>「使える英語」重点化

◎本年度公立高入試(1)後期・英語

 文部科学省の英語教育改革を受け、他の都道府県で入試問題にすぐ変化が見られ始めたのに対し、県の入試英語は易しい問題が続いていた。それが大きく変化しつつあるように感じた2018年度入試だった。
 受験生を悩ませたのは、間違いなく第5問の英作文問題だろう。すし店の前で困っている外国人観光客へのアドバイスを英文で書くよう求められた。「実際に使える英語」を目指すという改革の方針に合致する問題であり、与えられた状況も起こることが想定できるものだ。
 ただし、実際に英語を使うとなると難しい。表の正答にある形容詞の「open」と「closed」は日常的によく見られる表現だが、正しく理解できている中学生はまれだろう。
 今後、「使える英語」が重点化され、実生活に即した出題が増えるのであれば、日常で使われる表現こそ大切にしなければならない。街中の観光案内板などには日本語と英語の表現が併記されていることが多い。そうした英語表現に興味を持って覚えるくらいがちょうどいい。さらに疑問に思ったことは聞いたり調べたりすることも大切だ。
 これまでの県の英語の入試問題は、ある程度読解練習を積み、出題形式に慣れてさえいればそれほど差がつくことはなかった。しかし、今後はそれだけでなく、日頃から日常で使われる英語を意識して「使える」ようにしておく訓練が必要であると言えるだろう。
(河合塾NEXT・進藤誠泉中央教室長)


関連ページ: 宮城 社会 入試のツボ

2018年04月07日土曜日


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