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駐仙台韓国総領事・梁桂和氏が10日離任 東北の食の安心訴え続ける

[ヤン・ゲファ]1958年、韓国・全羅南道新安郡生まれ。淑明女子大卒。80年韓国外務部入部。駐ネパール韓国大使館参事官などを経て、2013年8月から駐仙台韓国総領事館副総領事。15年4月、同総領事に昇格。60歳。

 駐日韓国総領事館では初の女性総領事として、東北と韓国の親善や経済、文化交流の促進に尽力した梁桂和駐仙台総領事が10日、離任する。帰国を前に、副総領事で仙台総領事館に赴任してからの4年7カ月を振り返ってもらった。(聞き手は夕刊編集部・橋本智子)

 −副総領事、総領事として東北6県を駆け回った。
 「旅行業関係者の会合から青少年のスポーツ大会まで、東北と韓国の人々のあらゆる交流行事に足を運んだ。双方の関係をもっと近づけるため何ができるか、ずっと考え続けた」
 「2015年は日韓国交正常化50周年の節目に当たり、各地で多くの記念行事が開かれた年だった。総領事館も宮城県や仙台市とファッションショーを共催し、私も着物姿でモデルを務めたことが思い出だ」

 −東日本大震災の被災地の姿と、復興への歩みをどう見たか。
 「13年秋、初めて石巻市の仮設住宅を訪問し、住民にホヤビビンバを振る舞った。津波で家族を亡くし、自宅まで失った悲しみを思うと胸が痛んだ。今は復興住宅が立ち並び、被災地の姿は大きく変わってきた」
 「東京電力福島第1原発事故の発生で、福島県内は放射能汚染の風評被害がある。福島のお酒やあんぽ柿などの特産品をおいしく味わい、私の口からも安心を発信し続けたい」

 −東北の女性の活躍についてどう感じたか。
 「3月に南東北3県の女性経営者交流会に出席した。異なる経験を語り合い、ネットワークを強めようとするパワーが満ちていた」

 −帰国に当たって東北の人々にメッセージを。
 「東北はパスポート保有率が低迷している。仙台空港から毎日運航するソウル便を活用し、仁川空港経由で世界各地へぜひ出掛けてほしい。外国を体験すると、創造的視野が広がる」


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2018年04月07日土曜日


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