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生産倍増どぶろく存分に 打当マタギの湯に新工房完成

新たに整備されたどぶろく工房。広く設備も整えられ、従業員らから好評だ

 北秋田市阿仁打当(うっとう)の「打当温泉マタギの湯」に市が整備していたどぶろく工房が完成し、仕込み作業が6日始まった。今回仕込んだ分は約1カ月後に完成する。
 市は2005年度にどぶろく特区に指定され、マタギの湯では厨房(ちゅうぼう)設備を改装して年間500リットルを製造してきた。新工房の製造能力は1200リットルと倍以上。施設の関係者は「これまでは需要に供給が追いつかなかったが、今後は要望に応えられる」と期待を寄せる。
 工房は広さ137平方メートル。醸造室や発酵室があり、見学室からはガラス越しに作業の様子を見ることができる。21年度の目標製造量は月100リットル。整備費は約5000万円。
 施設の指定管理者で、どぶろくの製造販売免許を持つ「マタギの里観光開発」が、打当地区で栽培した「あきたこまち」を使って製造する。製品のアルコール度数は13度。冷蔵庫で熟成させることで発酵を停止させ、自然な甘味を残しているのが特徴だ。商品の「マタギの夢」は720ミリリットル入り2000円(税込み)で、施設でのみ販売する。
 従業員の佐藤美根子さん(60)は、どぶろく造り6年目。「工房内が広くて、作業がしやすい」と話した。横浜市出身の高橋彩子さん(32)は、どぶろく造りに携わりたいと今月から市の地域おこし協力隊に加わった。「お酒の中でどぶろくが一番好き。わくわくしている」と笑顔を見せた。
 打当温泉マタギの湯の利用客数は、16年度が2万8513人。市は、工房の整備効果により21年度の目標を3万3900人に掲げる。連絡先は打当温泉マタギの湯0186(84)2612。


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2018年04月07日土曜日


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