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<ユリカモメに矢>70代男性宅を捜索 川沿いで吹き矢吹く姿を周辺住民目撃

頭に矢のような物が刺さったユリカモメ。衰弱している様子はなかった=7日午前10時15分ごろ、石巻市中里7丁目
押収品を運び出す捜査員=7日午前10時ごろ、石巻市中里

 宮城県石巻市中里7丁目の北上運河で頭に矢のような物が刺さったユリカモメが見つかった事件で、石巻署は7日、鳥獣保護法違反の疑いで、近くに住む70代の男性の自宅を家宅捜索した。男性に任意同行を求め、事情を聴いた。
 捜査関係者らによると、男性は北上運河付近でユリカモメに向かって紙で作った矢のような物を放ち、頭部左側に刺した疑いが持たれている。
 宮城県東部地方振興事務所(石巻市)の職員は3月29日、被害に遭ったユリカモメを確認した。現場付近には巻いた紙の先端をテープで補強した矢のような物が複数落ちていた。
 周辺住民によると、男性は今冬以降、川沿いで吹き矢を吹く姿が度々目撃されていた。川辺で遊ぶ小学生らに吹き方を教えていたといい、近くの無職男性(63)は「子どもがまねしたら大変だ」と心配する。
 現場は国指定重要文化財「石井閘門(こうもん)」近くで、遊歩道が整備された住民の憩いの場。ユリカモメは7日も矢が刺さった状態で泳ぎ、痛々しい姿を見せた。
 散歩していた無職男性(84)は「早く無事に取れてほしい」と気遣い、別の男性(85)は「全国ニュースになり、同じ市民として恥ずかしい」とこぼした。
 事情を聴かれた男性の自宅近くに住む無職女性(81)は「近所付き合いはほとんどなく、あいさつする程度。身近でこんな騒ぎが起きるとは思わなかった」と驚いていた。


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2018年04月08日日曜日


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