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名取・閖上津波訴訟 遺族側が控訴

 東日本大震災の津波で乳児を含む家族4人が名取市閖上地区で死亡・行方不明になったのは、市の防災行政無線の故障などが原因だとして、仙台市の夫婦ら遺族が市に約6700万円の損害賠償を求めた訴訟で、遺族は9日、請求を棄却した仙台地裁判決を不服として仙台高裁に控訴した。
 仙台市内で記者会見した遺族側の小野寺義象弁護団長は、市の対応と死亡との因果関係について「助からなかった可能性を完全に排除することは不可能だが、合理的に考えれば、無線が鳴っていれば助かったと言えるはずだ」と述べた。
 3月30日の地裁判決は、震災当日の地震の揺れで故障して鳴らなかった無線管理の不備を指摘しつつ、故障は予見できなかったと判断。市が広報車での避難呼び掛けを見送った点も併せ、死亡との因果関係を否定した。


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2018年04月10日火曜日


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