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石巻商議所跡地に宿泊温浴所 19年着工へ

商工会議所が取り壊されて更地になった事業予定地

 東日本大震災で被災した石巻市立町1丁目で、昨年11月に移転新築した石巻商工会議所跡地などに鉄骨5階の宿泊と温浴の複合施設の建設が計画されている。復興事業の一つ「優良建築物等整備事業」(優建)を活用し整備する。2020年8月の完成を目指す。
 地権者会の事務局によると、商議所跡地を中心とした約3000平方メートルが事業予定地。「健康と観光」をテーマに北側にホテル棟、南側に温浴施設を配置する。延べ床面積7000〜8000平方メートルで、19年7月の着工を予定する。
 事業予定地の周辺では震災後、市街地再開発事業で商業施設を整備する案が検討されたが、地権者全員の同意を得られず15年5月に計画が頓挫。一部の地権者が昨年5月に地権者会を発足させ、準備を進めてきた。
 現在の地権者は17人。2月末に復興交付金の申請が採択され、市は18年度当初予算に調査設計業務費として補助金7000万円を計上した。地権者らは今月から基本設計に着手する。
 事務局の担当者は「人が歩くにぎやかな街にするため、核となる施設が必要。いい施設ができたと言ってもらえるように事業を進めたい」と話す。
 市中心部では他に立町、中央の両地区で6カ所の優建事業が計画される。先行する中央2丁目4番南では12階のビル建設が1月に始まった。他の地区も復興交付金を活用し、調査設計を進めている。


2018年04月11日水曜日


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