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<福島第1>凍土壁の効果確認 経産省が公開

凍土壁外側の穴は水が確認できた(代表撮影)
内側の穴は底に水がなく、乾いた状態だった(代表撮影)

 経済産業省は10日、東京電力福島第1原発の建屋周辺の地盤を凍らせる「凍土遮水壁」で、壁の内側と外側の状況を報道機関に公開した。内側に掘った穴の底は乾いた状態で、放射能汚染水の発生につながる建屋周辺への地下水流入を抑制する凍土壁の効果が確認できた。
 公開したのは4号機建屋に近い凍結箇所。凍らせた地盤の内側と外側を地表から約2メートル掘削した。
 外側は底に地下水が確認されたのに対し、内側は見えなかった。穴に入ると底の土は水分がなく、さらさらの状態だった。
 東電によると、地下水は凍土壁の内外で約4メートルの水位差が生じている。汚染水の抑制効果は1日95トンに上り、建屋周囲の井戸「サブドレン」からのくみ上げなどの対策と合わせ発生量は従来の4分の1に減ったとみている。
 経産省資源エネルギー庁の木野正登参事官は「凍土壁の効果が見て取れる。今後は水素爆発で穴が開いた原子炉建屋屋根の雨水対策などが重要となる」と語った。


2018年04月11日水曜日


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