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<卓球アジア杯>張本「東京五輪金へ少し自信ついた」 世界ランク1位破る金星

アジア・カップ1次リーグで世界ランキング1位の樊振東を破った張本=6日

 8日に閉幕した卓球のアジア・カップ(横浜文化体育館)で、5位に入った張本智和(エリートアカデミー、仙台市出身)が予選で世界ランキング1位の樊振東(はん・しんとう、中国)を破る金星を挙げた。東京五輪が2年後に迫る中、着実に成長を続ける中学3年生は「金メダル獲得に向け、少し自信がついた」と目を輝かせた。
 会場はまるで優勝したかのような雰囲気に包まれた。6日の1次リーグ。強打を台の隅に決めて樊振東を下すと、両手を挙げて会場の声援に応えた。
 武器のバックハンドがさえた。バックの打ち合いで屈せず、逆に相手が回り込んでフォアに逃げるシーンが続いた。ベンチに入った日本代表男子の倉嶋洋介監督は「世界一のバックハンドに見えてしまう。長所を最大限生かしたプレーができた」とうなずいた。
 1月の全日本選手権で初の中学生王者に輝いてからなかなか結果を出せなかった。世界ランキングが13位まで上がったことで研究され、苦戦が続いて調子が悪いと思い込んでいた。倉嶋監督は「調子が悪いで済ませてはいけない」と鼓舞し続け、樊振東戦の前も「研究されてもその上を行こう」と背中を押した。
 張本がシニア大会で中国選手に勝ったのは初めて。全日本選手権では水谷隼(木下グループ、青森山田高−明大出)も破っており、憧れの2人を撃破したことになる。「勝ったから目標がなくなるわけではない。次は勝ち続け、大事な試合で勝てるようにしたい」と力強く宣言した。(剣持雄治)


2018年04月12日木曜日


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