宮城のニュース

<仙台駅前自習室WEST>被災した子どもの学習環境守る 毎月特定日の売り上げ3割寄付へ

寄付について話す松尾社長(左)と奥野代表理事

 会社員や学生に仕事や勉強のスペースを貸し出す「仙台駅前自習室WEST」(仙台市青葉区)は12日、東日本大震災で被災して経済的に困窮している子どもの学習環境を守るため、毎月1営業日の売り上げの3割を支援団体に寄付する取り組みを始めた。震災から7年がたち、企業からの浄財が年々減っていく中で継続的な寄付によって支援制度をサポートする。
 WESTは、青葉区の販促コンサルタント業「乾杯・KANPAI」が運営する。今年3月に開業後、30席ある自習室は、学生ならば1時間250円で利用できるとあって好評だ。
 12日は「第1回ユアデスク・フォー・チルドレン」と名付けられ、同日の売り上げの3割が、青葉区の公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン(CFC)に送られる。
 CFCは2011年6月の設立で岩手、宮城、福島の3県で自治体の就学援助対象の子どもらの支援事業を展開。塾などでの教科学習やスポーツ、文化活動の提携業者に利用できるバウチャー(クーポン)を発行している。現在、小中高生約400人が利用する。
 バウチャーの原資は街頭募金や企業、財団からの単発の寄付で、総額は年間約1億円。一方、企業からの寄付は震災から5年を境に減少している。現在は個人を中心に月1000円からの継続寄付を集める活動を強化しているが、業績に左右される企業からの定期的な寄付の申し出は少ない。
 CFCの奥野慧代表理事は「長期的に子どもを支えるには、少額でも多くの人からの継続的な寄付が必要。(WESTからの寄付の)申し出はとてもありがたい」と感謝する。
 運営する乾杯の松尾公輝社長は「本業を生かした支援を考えた。多くの方の利用を促し、支援を続けたい」と話す。WESTの営業時間は平日午前7時〜午後10時、休日午前10時〜午後9時。不定休。連絡先はWEST022(797)4710。


2018年04月13日金曜日


先頭に戻る