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イタリアの画家が塩釜で作品展 似た風土、交流図る

作品展の準備をする塩釜・キオッジャ友好協会の佐藤会長(右から2人目)ら
ルイージ・ディヴァリさん

 イタリアのベネチア湾を描く港町の画家、ルイージ・ディヴァリさん(69)の作品展が14日、宮城県塩釜市で始まる。同湾に面するキオッジャ市と文化交流を行う「塩釜・キオッジャ友好協会」(塩釜市、佐藤文行会長)の主催で、初日は本人も塩釜を訪れる。両市は約1万キロ離れた港町で類似点が多く、理解と交流を深めようと会員は準備を進める。

 ディヴァリさんは元々、ベネチア湾の伝統的な漁法が姿を消していくことに心を痛めて論文や本を出版。広く訴えるため絵を描くようになった。精密な絵と専門的な解説が特徴で、海外でも作品展を開催。今回は魚介類や漁法を描いた水彩画80点が展示される。
 ベネチア湾は(1)閉鎖性の強い遠浅の入り江で島々が多い(2)アマモが繁茂している−など、塩釜市が面する松島湾との共通点が10項目以上あり、生息する魚介類や漁業、食文化も似ているという。
 主催する塩釜・キオッジャ友好協会は、市民有志による2015年7月のキオッジャでの交流会開催を機に、同10月に設立された。会員は塩釜市内外の75人。16年3月11日にキオッジャで現地の人々による東日本大震災追悼5周年の桜植樹イベントが開かれるなど、両市は市民レベルで交流を進めている。
 キオッジャ側から今回、ディヴァリさんら8人が塩釜を訪れる。14日は作品展を見た後、オープニングセレモニーの「松島湾とベネチア湾の類似性」と題したミニシンポジウム、記念パーティーに出席して会員らと親睦を深める。
 協会の伊藤栄明・作品展実行委員長は「作品を通じて多くの人に『イタリアの松島湾』を楽しんでほしい。似ている風土なので両市の友好を深めたい」と話す。
 作品展は、ふれあいエスプ塩釜で24日まで。入場無料。月曜休館。


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2018年04月13日金曜日


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