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津波に耐え、伐採で減っても…川沿いの桜並木満開 気仙沼

堤防の工事が進む神山川左岸で、伐採されずに残った桜が満開となった=12日午前

 東日本大震災の津波に耐えながら宮城県の河川堤防の建設に伴い7割近くが伐採された気仙沼市神山川沿いの桜並木が、見頃を迎えている。本数は減ったが、愛着を持つ住民たちが訪れて花見を楽しんでいる。
 満開となったのは神山川左岸の約190メートル区間にあるソメイヨシノ17本。ここ数日で一気に咲いた。
 堤防建設に伴い県は600メートル区間にあった58本のうち39本を伐採。2本は近くの条南中の校庭に移植し、うち1本も花が咲いた。
 桜は地元の住民が40〜50年前に植栽。県は当初、全ての桜を切る方針を示したが地元の反対を受け、一部を残した。
 12日に桜を観賞した同市の加藤美奈さん(29)は「高校時代からお気に入りの場所だった。半分以上切られたのは残念だが、残りの桜がきれいに咲いた。気持ちが前向きになる」と話した。


2018年04月13日金曜日


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