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子どもと本の触れ合い復活 震災で全壊の図書室再開

震災後7年ぶりに再開した涌谷公民館図書室

 宮城県涌谷町の公民図書室「ワクワク来(らい)ぶらり」が同町公民館内に完成し12日、現地で開所セレモニーが行われた。東日本大震災で全壊した公民館が再建された後も、震災前まで併設されていた図書室は閉鎖が続いていた。町民が主導して開設を呼び掛け、7年ぶりに再開した。

 図書室は、公民館東館1階に整備され、床面積約220平方メートル。蔵書は約1万2000冊。親子で本の読み聞かせをする憩いのコーナーもある。
 震災で全壊した公民館は2015年4月に現地再建されたが、図書室は併設されず、町所有の蔵書約1万8000冊は、別の施設で保管されていた。
 15年3月ごろから地元の主婦ら町民有志が再開を目指し活動。16年6月に「図書室再開委員会」を組織し、メンバー12人で蔵書の仕分けや県内の図書館の視察などを重ねながら、町に再開を要請してきた。
 委員長の元教諭小畑喜美子さん(73)は「活動を始めてから約3年でようやくここまできた。とてもうれしい」と話す。委員会は蔵書の選定にも携わり、「地元の子どもたちのために」と絵本や児童書約270冊を新たに加えたという。
 開所セレモニーには約60人が出席。大橋信夫町長は「本を通してたくさんの出会いを感じてほしい」と利用を呼び掛けた。
 図書室の開館は午前10時〜午後6時。水曜日定休。


2018年04月13日金曜日


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