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「能代市ねぎ課」誕生!白神山地の雪解け水で育てる自慢のネギ、ブランド化へ栽培ノウハウ徹底へ

過去最高の販売額を記録した「白神ねぎ」
出荷作業が進められる白神ねぎ=2017年12月、能代市

 あきた白神農協(秋田県能代市)が生産に力を入れる白神ねぎの出荷量や販路拡大を狙い、能代市は4月、同市環境産業部に「ねぎ課」を新設した。首都圏での地道なPR活動や他産地の不作を背景に、販売額は3年連続で10億円を突破。農家への栽培や販売に関するノウハウの指導を通じて生産態勢を強化し、ブランド品としての地位確立を目指す。
 白神ねぎは同農協管内の能代市、藤里町の農地約145ヘクタールで栽培されている。白神山地のミネラル豊富な雪解け水で育ち、濃い甘みとしっかりとした歯応えが特徴だ。出荷先は主に関東圏。鍋や汁物の具などとして好評を得ている。
 ユニークな響きがある「ねぎ課」は市農業技術センター内に設置された。職員4人が常駐。技術指導や品種研究などに取り組む。
 白神ねぎの過去5年間の販売額と出荷量はグラフの通り。販売額は初めて10億円を超えた2015年度以降、右肩上がりだ。17年度にはネギ主産地の関東圏での不作や価格高騰といった要因から、過去最高の約14億2300万円を記録した。
 同農協は12年度、地域が誇る特産品の魅力を広めようと白神ねぎを商標登録した。農家や全農秋田県本部と「10億円販売達成プロジェクト」を結成し、栽培面積の拡大を後押しする助成や首都圏でのPR活動に力を入れてきた。
 15年度からは県が整備を進める園芸メガ団地の一部を活用し、ネギ栽培を始めた。目標だったメガ団地での年間販売額1億円を初年度から3年連続で達成するなど、生産態勢の強化対策が順調に実を結んでいる。
 ねぎ課の初代課長となった山田英さんは「ライバル産地の不作に助けられた面もあるが、首都圏を中心に認知度は確実に広がった。生産力向上や販路拡大に励み、ブランドを確立させたい」と意気込む。


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2018年04月13日金曜日


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