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焼き菓子で笑顔届ける 震災機に一念発起「地元食材を使い、復興に少しでも貢献したい」

焼いたクッキーを並べながら開店の準備を進める松浦さん

 宮城、山形両県の食材を使った焼き菓子店「ベイクショップ アナザーベリー」が15日、仙台市青葉区本町にオープンする。店主の松浦奈美枝さん(36)=泉区=は、東日本大震災の時に何もできなかった悔しさをばねにチャレンジショップ出店を経て、本格開業にこぎ着けた。「地元食材を使い、復興に少しでも貢献したい」と意気込む。
 松浦さんは仙台市出身。震災当時は市内の百貨店勤務で、営業再開まで自宅待機が続いた。自宅の被害はなかったが「何もしなくていいのか」「できることはないか」と悩んだという。
 葛藤を続ける中、思い返したのが幼少時の夢の「お菓子屋さん」だった。幼いころは母親に教わってクッキーやマフィンを焼いた。「少しずつでも復興に関わっていきたい。東北の食材でお菓子作りをして、被災者を笑顔にしよう」と、起業を決めた。
 昨年10月、市ガス局ショールーム(青葉区)に市が設置するチャレンジショップ&カフェに出店。宮城県産の小麦や卵を使ったマフィンを売り出した。
 バターを減らす代わりに天童市産の米油を加え、冷めてもしっとりとした食感が残るように工夫した。塩釜市特産の藻塩を使う塩キャラメルナッツマフィンは一番の人気商品になった。
 試行店は3月までの期間限定だった。繰り返し訪れる女性客らの後押しもあって本格開業することにした。松浦さんは「素朴ながら、この味が好きだという人が集まるお店にしたい」と準備に奔走する。
 15日は午前11時〜午後6時。16日以降は午前11時半〜午後7時。日曜定休。連絡先は同店050(3591)5255。


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2018年04月15日日曜日


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