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被災者の心へ届け 仙台・資福寺住職が作詞の楽曲CD化 「幸せは自分の身近に存在」

震災慰霊碑の前で自身が作詞した楽曲「瑠璃鳥」のCDを手にする渋谷住職=仙台市青葉区の資福寺

 東日本大震災の被災者を励まそうと、仙台市青葉区にある資福寺の渋谷芳円(ほうえん)住職(46)が作詞した楽曲「瑠璃鳥(るりどり)」が、CDとなって発売された。瑠璃鳥は昨年3月、同寺で営まれた震災七回忌法要で披露された。渋谷住職は「多くの人に聴いてもらい、心の癒やしになればいい」と願う。

 歌詞のテーマは「幸せは自分の身近に存在する」。曲名と同じく、童話「青い鳥」を参考にした。
 渋谷住職は「震災の悲しい体験は忘れられないが、震災前の良い思い出もたくさんある。それを大事にして前向きになる。七回忌は、そう考えて生きていく区切りの機会としたかった」と意図を説明する。
 七回忌を半年後に控えた2016年夏、渋谷住職が制作を企画した。作詞は初めてだったが、1カ月ほどで完成した。作曲は、仙台を中心に活動する女性歌手Maasa(マーサ)さんに依頼。Maasaさんが七回忌法要で、出席した100人を前に歌い上げた。
 曲を気に入ったMaasaさんが、多くの人に聴いてもらおうとCD化に尽力し、今年2月末に発売となった。
 渋谷住職は「学校や震災のイベントなどで聴いてほしい。今後も被災者への思いを表現できる歌詞作りに取り組みたい」と意欲を見せる。
 CDは1枚1080円。瑠璃鳥のインストゥルメンタルなど計4曲入っている。発売元はサウストゥノースレコーズ(東京)。


2018年04月16日月曜日


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