青森のニュース

八戸の学習クラブが海洋汚染調査分析 全国大会でポスター発表へ

ポスター発表を前に、会員が八戸市幹部らに研究内容を説明した

 八戸市水産科学館マリエントの学習クラブ「ちきゅうたんけんクラブ」の高校生会員が5月20日、千葉市で開かれる日本地球惑星科学連合2018年大会の高校生ポスター発表に参加する。プラスチックごみによる海洋汚染の状況を調査した内容で、生徒は「八戸から情報発信したい」と張り切っている。
 大会は気象や太陽系、地質などの研究者が集まって毎年開催されている。高校生が第一線の研究者と意見交換できる場の一つがポスター発表となり、応募した80組が参加する。科学連合事務局(東京)によると、学校単位の発表が多い中、地域のクラブ参加は珍しいという。
 会員は、マリエント前の浜に流れ着いた海洋ごみを採集。海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」内で昨年9月、機構研究員の指導を受けてプラスチックの分離実験を行った。
 その際、レジ袋やペットボトルが紫外線などで分解されてできる微細なマイクロプラスチックの影響を知り、今年3月に詳しく調査。現在は発表本番に向けて分析と考察を行っている。
 会員らは3月26日に八戸市役所を訪れ、ポスター発表の内容を小林真市長らに紹介した。当日は青森、岩手両県から3校6人の会員が発表する。
 八戸市の八戸聖ウルスラ学院高3年の田島寿美香さん(17)は「多くの人に伝えることが地球の問題解決への第一歩になる」と意気込む。同高3年の佐藤優羽さん(17)も「八戸から世界に問題意識を広めたい」と話した。
 たんけんクラブは中学生以下のジュニアと高校生・大学生のシニアの二部制で、発足10周年を迎えた17年度は182人が活動した。普段からリポートを書くなど表現力の向上にも努めており、シニアの高橋晃会長は「発信力を磨く良い機会になる」と語った。


関連ページ: 青森 社会

2018年04月17日火曜日


先頭に戻る