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青森の幸 即配好評 西日本や香港へ鮮魚ボックス人気

「鮮魚ボックス」に魚を詰める卸売業者=2017年6月、青森県むつ市
さまざまな魚種が箱詰めされる「鮮魚ボックス」(青森県港湾空港課提供)

 青森県とヤマト運輸の提携による県産農水産物の流通サービス「A!Premium(エープレミアム)」の利用が好調だ。県は16日、17年度の利用実績が前年度の約1.4倍の6290個になったと発表した。本年度は7500個を目標に利用拡大に力を入れる。
 2015年4月に始めたエープレミアムは、小口混載で利用でき、航空機を活用したスピード輸送が特徴。午前9時に青森市で集荷、仙台空港を経由して関西や中国、四国には翌日午前、香港には翌日午後に顧客の元に届けられる。
 通常の宅配便より早く到着し、仕入れの手間が省けるとあって、関西を中心とした西日本や香港の飲食店で利用者を増やしている。
 17年度は国内が前年度比約1.8倍の2876個、香港向けが主の海外は同約1.2倍の3414個だった。主な輸送品はホタテを中心とした魚介類で全体の約9割を占める。金額ベースでは約1億1500万円となり2年連続で1億円を超えた。
 17年度はさまざまな魚介類を詰め合わせる「鮮魚ボックス」の利用が伸び、国内実績の3割以上を占めた。刺し身、煮物、焼き物といった用途の魚介類を無駄なく一度に仕入れられるメリットがあるという。
 好調の背景には、16年4月に県の出先機関として設置した港湾空港課大阪分室がある。県職員とヤマト運輸社員の計2人が駐在。県産品PRのほか、輸送費込みの価格や決済条件をその場で提示することで、着実な取引につなげているという。営業強化のため今春から県職員1人を増員した。
 県の調査では、エープレミアムの商談などを契機にした通常の輸送も約5500個に上っている。県港湾空港課の担当者は「今後も西日本やタイ、シンガポールなどでの利用を増やしていきたい」と話す。


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2018年04月18日水曜日


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