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<NHK元記者強姦致傷>被害者3人出廷 癒えぬ苦痛を証言

 NHKの元記者弦本被告の裁判員裁判は、被害者3人全員がこれまでの公判に出廷し、今も癒えない苦痛や恐怖を証言した。3人はいずれもアパートで1人暮らし。就寝中に襲われ、「殺される」との恐怖から声を出すこともできなかったという。
 2013年の山梨県内の事件の被害者はフラッシュバックに苦しみ、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の診断を受け、1年間通院した。検察官に将来への影響を問われると「子どもが欲しいけど(胎児が)男の子だったら、犯人と同じ性別の人を生むことに耐えられるかどうか不安」と述べた。
 山形県の被害者は、家族や友人にもまだ被害に遭ったことを話していないことを打ち明けた。裁判での証言は「思い出したくないことを思い出す。とてもつらいが、山梨の2人が出ると聞いて『自分も出なければ』と思った」と語った。
 14年の山梨県内の事件被害者は、前年に取材を受け、被告と面識があった。「犯人が私の名前や顔を知っていることが不安」と涙ながらに話し、「できるだけ長く社会に出ることのないように」と訴えた。
 18日の被告人質問で被告は、被害者の苦しみを理解しているかと問われ、「はい」と答えた一方、「私がやってないことは私が一番分かっている」と強調した。


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2018年04月19日木曜日


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