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<気仙沼市長選>復興策違い鮮明 菅原氏「21年度以降も国支援を」/斉藤氏「20年度内完了へ検証を」

 15日に告示された宮城県の気仙沼市長選は、いずれも無所属で3選を目指す菅原茂氏(60)と新人の行政書士斉藤巳寿也(みつや)氏(53)が激しい選挙戦を繰り広げ、両氏の戦術と東日本大震災からの復興を巡るスタンスの違いが鮮明になっている。22日の投票を前に2人を追った。
 菅原氏は連日、約1時間半の演説会を開催。2期8年間の実績をアピールする。18日夜に同市階上小であった演説会では、「自信を持ち今の市政を前に進めたい」と訴えた。
 事務所には国会議員や県内の首長らのため書きがずらり。業界団体からの推薦は100を超え、組織力の強さをうかがわせる。
 斉藤氏は演説会を開かず、街頭演説のみ。現市政の問題点を追及し、批判票を取り込む。事務所にため書きや推薦状を張らず「市民代表」をアピールする。
 18日には市内20カ所近くで街頭に立ち、「閉塞(へいそく)感の漂う気仙沼を変えなければならない」と強調。知名度向上のため、有権者を見ると車を降りて握手する。
 争点となる復興政策は、2020年度に終わる国の「復興・創生期間」に対する姿勢の違いが際立つ。
 菅原氏は20年度中に復興事業が完了しない可能性を指摘し、「被災地に国の制度を合わせてもらうようにする」と主張。21年度以降の継続支援を国に求める考えだ。
 斉藤氏は20年度中に終わらない復興事業を検証し、事業工程を見直す考えを掲げる。あくまで20年度内の事業完了を強調し、「他地域より遅れが目立つ復興を加速させる」と意気込む。

 ◇気仙沼市長選立候補者
菅原  茂60元衆院議員秘書 無現
斉藤巳寿也53行政書士   無新


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2018年04月20日金曜日


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