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東北の農業景況悪化 17年度天候不順で価格下落

 日本政策金融公庫は、2017年度の東北の農業景況調査結果をまとめた。景況動向指数(DI)は17.4で、16年度通期から14.2ポイント悪化した。資金繰りの悪化や天候不順が影響した。
 業種別のDIは表の通り。全11業種のうち9業種が悪化した。露地野菜は長雨による生育不足から販売単価が下落し、景況感が大幅に落ち込んだ。果樹や施設花卉(かき)、稲作も天候の影響を受けた。肉用牛、酪農ともに子牛価格などが高止まりしたため、低下した。
 改善は、ブロイラーと養豚だけだった。健康志向の高まりで鶏胸肉の需要が増えるなどしたため、生産、価格とも好調で40ポイント前後の大幅な上昇となった。
 18年度通期の先行きは悪化の見通し。11業種のうち5業種が落ち込むとみられている。稲作は米価の下落を不安視し、養豚は現在の好調が続かないと予想。一方、露地野菜や果樹は17年度の悪化の反動もあり、生産回復を見越した。
 日本公庫農林水産事業本部東北地区総括課は「価格の先行き不透明感から畜産を中心に慎重な判断が目立った」と指摘した。
 今回の調査から初めて設備投資の動機も複数回答で聞いた。「省力化・効率化」との回答が40.4%、「周辺農家の離農による農地等経営資源の受け入れ」が30.8%だった。「その他」が11.2%、「農業政策による後押し」が10.3%で続いた。
 調査は1月、日本公庫が融資する東北の2834の個人・団体を対象に実施。39.7%が回答した。


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2018年04月20日金曜日


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