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<仙台空港>搭乗券確認と手荷物検査を分離 全国初の方式、25日開始

 仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)が保安検査場の混雑を解消するため、新たな検査方式を導入することが20日、分かった。一体となっていた搭乗券確認と手荷物検査のスペースを分けて乗客の手続きをしやすくし、待ち時間を短縮する。25日に運用開始する。両スペースを分離する方式を本格導入するのは全国初で、「仙台方式」として注目を集めそうだ。
 現行の保安検査は、乗客が荷物からパソコンや液体などを取り出して籠に移した後、再び荷物を持って保安区域に入り、係員らから搭乗券の確認を受ける。続いて身体と荷物の保安検査に移る。乗客が搭乗券の提示に手間取るケースが多く、検査全体の流れを止め、混雑を引き起こしていた。
 新方式は、国内線の保安区域の外に搭乗券を事前確認する場を設けた。乗客は確認を済ませた後、荷物を仕分ける。保安区域への入り口を拡張したことで、荷物をそのまま検査機器に流せるスペースを確保した。
 乗客が搭乗券提示に時間を要する原因は、IC機能や2次元コードなどが導入され、種類が複雑化したことが挙げられる。保安検査も厳格化し、さらに仙台空港は民営化後に旅客数が増加。今秋、新たな旅客搭乗棟の運用も始まり、混雑緩和が課題になっていた。
 運営会社は2020年度、ターミナルビルの大規模改装に着手し、保安検査場も増設する計画だが、検査の新方式は先行導入することにした。
 運営会社は、ピーク時で最大約30分の待ち時間を新方式によって20分以内に改善したい考え。金子次郎管理部長は「搭乗券の種類や検査レベルの変化に設備や運用が対応していなかった。設備投資をしてでも乗客の利便性を確保しようと判断した」と話した。


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2018年04月21日土曜日


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