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米沢の手業の美 一堂に 古民家再利用「伝承館」オープン

古民家を利用した「よねざわ伝承館」
展示販売スペースでそれぞれ自分の作品を手にする(左から)斎藤さん、中嶋さん、水野さん、遠藤さん

 山形県米沢市で活躍する工芸作家の作品を展示販売する「よねざわ伝承館」が18日、同市門東町にオープンした。築約100年の古民家を再利用しており、新たな観光施設として注目されそうだ。
 伝承館は、刺し子工房「創匠庵(そうしょうあん)」を主宰する遠藤きよ子さんの自宅を活用。遠藤さんら工芸作家や、商工関係者が昨年9月に設立したNPO法人「米沢伝承館」が運営する。
 遠藤さんのほか、米沢織工房「わくわく舘」主宰の斎藤英助さん、米沢焼「鳴洲窯(なるしまがま)」の水野哲さん、かをりさん夫妻、米沢刺しゅう「繍房朱(ぬうぼうしゅう)」の中嶋朱実さん、木工芸「幸林工芸」の佐藤健一さんの新作をそれぞれ数多くそろえている。
 ジャンルの異なる作家の作品が常設展示、販売される場所は市内で初めて。展示スペースでは作家の写真、経歴も紹介している。今後は作家数を増やしながら、季節ごとに作品を並べ替えていくという。
 運営に当たるNPO法人は米沢市と連携しながら、工芸作品と農業や飲食店、温泉地、酒蔵など地域の観光資源を生かした新しい観光商品のプロデュースを目指しており、伝承館はその拠点施設の役割も担う。
 法人理事長も兼ねる斎藤さんは「地域資源のコラボレーションで新たな魅力を掘り起こし、全国に発信したい」と話している。
 入館無料。火曜、水曜休館。連絡先は0238(20)5646。


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2018年04月23日月曜日


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