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<大衡セクハラ>前村長に賠償命令 一部を認定

多くのマイクを前に、記者の質問に答える跡部昌洋前村長=2015年4月7日、宮城県大衡村の平林会館

 宮城県大衡村の跡部昌洋前村長(69)から性行為を強要されるなどしたとして、元村職員の60代女性が跡部氏に1000万円の損害賠償などを求めた訴訟で、仙台地裁は24日、一部をパワハラやセクハラと認め、跡部氏に慰謝料など165万円の支払いを命じた。跡部氏は控訴する方針。
 村主隆行裁判長は、元職員と跡部氏の関係が破綻状態になった2014年9月22日以降について、関係継続を迫る誓約書を作成させたことや仕事上のミスの謝罪を要求するメールを送った行為など5件をパワハラと判断。誓約書作成後に抱き付いた行為1件をセクハラと認めた。
 跡部氏の一連の行為で元職員がうつ病を発症したとして、「当初の2人の関係を考慮しても許される行為ではない」と結論付けた。
 元職員は同4月10日〜11月27日間の被害を訴えていたが、9月22日より前の行為については「跡部氏と親密な関係にあった」として、性的行為を含めて不法行為には当たらないとした。
 跡部氏は代理人弁護士を通じて「事件を起こしてしまったことは不徳の致すところで反省しているが、違法とされた行為の一部は事実と異なる部分があり、承服できない」とコメントした。
 跡部氏は15年3月に提訴され、翌月辞職した。地方公務員災害補償基金県支部は16年9月、元職員が跡部氏からの大量のメールが原因でうつ病を発症したとして、公務災害と認定した。


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2018年04月25日水曜日


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