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<大衡セクハラ>住民「村政の前進を」 議会「前村長謝罪が筋」

 宮城県大衡村の跡部昌洋前村長(69)からセクハラやパワハラを受けたとして、元村職員の女性が跡部氏に損害賠償などを求めた訴訟の判決が24日、仙台地裁で言い渡され、跡部氏の行為を不法行為と認める司法判断が示された。人口約5800の村を揺るがした提訴から約3年。判決を踏まえ、村政の前進を望む声などが上がった。
 「女性の主張を認めた判決の意義は大きい。狭い地域社会の中、女性は心折れることなくよく頑張った」
 村職員と村議を務め、2015年の出直し村長選にも立候補した赤間しづ江さん(70)は判決を歓迎。「人権を守るべき自治体で起きてはならない問題だった。これを機に村政の前進につながってほしい」と望んだ。
 村内で働く40代の会社員女性は判決を評価しつつ、地裁が跡部氏への支払い命令額を計165万円と示したことを問題視。「女性が権力者から受けた苦しみに対し、あまりに低すぎる」と指摘した。
 村議会では「良識ある司法判断だ。前村長は迷惑を掛けた住民、職員におわびするのが筋ではないか」との声が聞かれた一方、「判決の認定に首をかしげる点がある。公平に判断してほしかった」との異論も聞かれた。萩原達雄村長は、原告、被告ともに私人であることを理由に「コメントできる立場にはない」との姿勢。「住民のため、住民目線で村行政の仕事をしていくことに尽きる」と語った。


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2018年04月25日水曜日


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