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<秋田夢列車>寄付金でリニューアル 訪日客増へ期待高まる

マタギのイメージでリニューアルされたお座敷列車
リニューアルされた阿仁合駅。関係者が「しあわせの鐘」を除幕し工事終了を祝った

 第三セクターの秋田内陸縦貫鉄道(北秋田市)のお座敷列車が、秋田内陸線夢列車プロジェクト実行委員会が集めた寄付金でリニューアルされた。車両は地域と関わりの深いマタギのイメージに合わせて改修され21日、北秋田市阿仁銀山の秋田内陸線阿仁合駅でお披露目された。
 改修されたのは、同社が所有する1988年製の1両。ベージュ色の車体に赤でクマやマタギ、イヌのシルエットを描いた。定員40人で、内装は木を基調に古民家のミノを飾るなど地域色を出した。
 内陸線は鷹巣(北秋田市)−角館(仙北市)間を運行。沿線人口の減少に伴って乗客数は低迷し、赤字経営が続いている。
 沿線住民らによる実行委が、寄付金で車両を寄贈することを計画した。2015年6月から2年間で1億5000万円を目標に掲げたが、寄付金は約1880万円にとどまったため、既存の車両を改修した。
 車両の完成に、実行委事務局の大穂耕一郎さん(64)は「地域に溶け込める内外観に仕上がった」と満足げだった。
 また、阿仁合駅の改修工事終了を祝う式典も同日あり、出席者は観光拠点化への期待感を表した。新たに駅の愛称として「しあわせのえき」と名付けられた。
 改修費約1億2700万円は北秋田市の全額補助。訪日外国人旅行者(インバウンド)が増えており、観光案内所の新設や待合室の拡大、レストランの改装などを行った。
 秋田内陸線は全線開業から30年目を迎えた。式典で、吉田裕幸社長は「節目の年に中心駅が生まれ変わった。地域に愛される駅づくりを進める」と話した。


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2018年04月25日水曜日


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