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<谷口がっこそば>再建断念 運営担い手の確保困難

火災で全焼する前の「谷口がっこそば」=2017年4月

 古い木造校舎のたたずまいが人気を集めながら、昨年12月に火災で全焼した山形県金山町飛森のそば店「谷口がっこそば」について、町は24日、再建後の運営を担う人手の確保が難しいとの理由から、再建計画を断念することを決めた。町が同日、町議会全員協議会で説明した。
 町などによると、再建を目指していたのは1996年に閉校した旧金山小谷口分校の校舎。木造平屋約450平方メートルを生かし、体験交流施設「四季の学校・谷口」と、併設のそば店「谷口がっこそば」を運営し、「地域おこしのモデル」としても評価されてきた。
 経営を担ってきたNPO法人の会員の高齢化により、昨年4月から地元の若者らでつくる「ボックス地域おこし企業組合」が引き継いでいた。
 町によると、昨年12月10日の火災で建物が焼失した後、町は県内外のファンの惜しむ声を受け、地元の金山杉を使って再建する方針を決定。本年度予算で事業費約1億4200万円を確保していた。
 しかし今月16日、再建後の運営を希望していた企業組合が「スタッフの確保が難しくなった」などとして、辞退する意向を示してきたという。
 企業組合代表理事の菅谷光太郎さん(29)は「残念だが、苦渋の決断。応援してくれた人には申し訳ない」と話した。


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2018年04月25日水曜日


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