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本のある空間が集結 個性的な書店、県内外から18組

打ち合わせする前野さん(手前)ら=仙台市内

 宮城県内外から個性的な書店や古書店、本を置くコミュニティースペースなどが集う本の市「Book!Book!Miyagi(ブック・ブック・ミヤギ)」が28日、仙台市若林区新寺の「新寺こみち市」会場で開かれる。街中で本との出合いをつくろうと活動してきた仙台市の団体「Book!Book!Sendai」が10周年を迎え、集大成として企画した。

 宮城、福島、東京などから古書店やセレクト書店、ブックカフェ、家庭文庫といった「本のある空間」を営む18組が出店。東日本大震災後に被災地などで新たに生まれた店、本のあるコミュニティースペースなどが参加する。
 ブック・ブック・センダイは地元書店の閉店などに危機感を抱いた古書店主や編集者らが本の魅力を広めようと2008年に結成。15年まで一箱古本市などの書籍イベントを開いてきた。16年以降は宮城県内で震災後に誕生した「本と出合える場」をウェブサイトで紹介している。
 事務局の前野久美子さん(49)は「震災後、被災地では本のある場をつくる動きが幾つもあった。地域の本屋がなくなる中、本に触れる空間が生むコミュニティーの大切さに気付いたからではないか」と話す。
 10周年イベントを企画する際、地元住民らが農作物や手作り雑貨などを直売し、物や人、地域とのつながりを育む新寺こみち市との共通点を感じ、合同での開催を持ち掛けた。
 会場には愛好家向けの希少な書籍や「ZINE(ジン)」と呼ばれる少量制作の冊子など幅広い本が並ぶほか、絵本の読み聞かせなどを予定。前野さんは「本との出合いを楽しみ、本のある場の多様性を知ってほしい」と呼び掛ける。
 午前10時〜午後3時。入場無料。連絡先はブック・ブック・センダイ090(2954)7719。


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2018年04月26日木曜日


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