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東北電 女川の安全対策工事の完了時期 20年度に延期発表

 東北電力は26日、女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の安全対策工事の完了時期を2018年度後半から20年度に延期すると正式発表した。19年度完了予定の東通原発(青森県東通村)の安全対策工事も「さらに一定の期間を要する」と延期する方針を表明。いずれも原子力規制委員会の再稼働審査を踏まえ追加工事が必要となり、従来のスケジュールでは間に合わないと判断した。
 女川2号機の再稼働時期は「準備が整い次第、なるべく早く」と明示しなかったが、20年度以降となる。同日、関係自治体に延期を報告した。
 13年12月に審査申請した女川2号機の工事完了時期の延期は3回目。規制委の審査は既に114回に上り、東北電は今年7月末までに一通りの論点説明を終えるとしていた。しかし、規制委から設備分野の不備を指摘され、防潮堤の地盤改良工事を追加することになった。
 14年6月審査申請の東通原発の延期は4回目だが、審査は14回にとどまり、長期化が避けられない状況だった。新たな完了時期は検討中。
 原田宏哉社長は「新しい目標時期に向けて審査と工事に全力を挙げる。再稼働に地域の理解を得たい」と話した。
 東京電力福島第1原発事故後、審査を経て再稼働したのは5原発7基。いずれも加圧水型で、東北電と同じ沸騰水型はまだない。


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2018年04月27日金曜日


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